規模も集客数も中国最大級の同人イベント「COMICUP(略称CP)」。
日本のコミケのように年二回開催され、回を重ねるごとに規模が拡大し、10週年を迎えた今回は第20回目。会場も上海最大の展示会場「新国際博覧中心」です。
10年の時間をかけて同人も、コスプレも、そしてオタクたちも、レベルが格段に上がったなあと。そして今回勢いを感じたベスト3は、『陰陽師』、艦隊系いろいろ、ロリータファッション、でしょうか。
【3分間でCP20をぐるっと動画!】
地下鉄7号線の花木路を降りると、ホームがすでにメイク室状態に。すでにこれも風物詩となっています。
そして、時代の流れを反映して、会場の駐車場には「痛車」がたくさん。
ちなみに「痛車」は中国語でそのままtongche(Tòng chē)と呼ばれています。
今回は4月30日と5月1日の二日間開催でしたが、労働節の三連休中だったこともあり、延べ20万人以上が来場。そしてそのコスプレ率の高いこと!
会場は「企業館」、「イベント館」、「同人館」から構成されていました。
企業館では、日系企業も多数出展。「とらのあな」も発見!
中国企業もBilibiliや騰訊ブースなどに人だかりが。
特に今回人気が集まっていたのが大ヒット中のモバゲー『陰陽師』。
中国のゲーム会社・網易による国産ゲームなのですが、陰陽師・安倍晴明を主人公に、声優陣はすべて日本人。杉山紀彰、水樹奈々などが参加しています。
そして、もうひとつとにかくよく目にしたのが、艦隊・戦闘系。
「艦これ」は中国でもファンが多いのですが、その人気を受けてか、中国で様々な艦隊モノのゲームが開発されているようです。
特に今回勢いがあったのは、上海幻萌が開発したモバゲー『戦艦少女R』。
合味道(日清のカップヌードル)ともコラボです。
その他にも、艦隊、戦車、戦闘系が・・・。
と思えば、一足「活動館」に入ってみれば、ロリータ・ファッションのエリアが展開。
おとぎの国のような別世界です。ロリータファッションとアニメイベントの相性はいいようで。
活動館といえば、やはりメインはコスプレ!
広い空間がコスプレフリーエリアとしてレイヤーさんとカメラオタクのために解放されています。コスプレのレベルも、ぐっとあがってますよね!そしてレイヤーさんの年齢層が低めです。
さらには、撮影するカメラオタクも、相変わらずのアマチュアカメラマンとは思えない機材の充実ぶり。このイベントにかける情熱の熱温度がすごいです。
ここまで来ると、ちょっとくったりしますね。
一休み一休み・・・。
さあ、残すところはメインともいえる「同人館」です。
陰陽師、FATE、ユーリ!!! on ICE、東方幻想郷などなど、作品ごとにエリア分けされ、ブースが果てしなく並んでいます。
人気はやはりBLモノのようですが、百合エリアも。
画力があがっているだけに、表現も過激さを増しているような!?
大盛り上がりのCOMICUP、次回CP21は2017年12月9日-10日に開催です。
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COMICUP20の公式サイトは こちら(中国語)
↓5年前のCOMICIPはこんな感じでした↓
中国の同人イベント「COMICUP」