ファストフードといえば、日本も中国もハンバーガー・フライドチキン・ドーナツ・ピザなど、アメリカから進出して来たマクドナルドやケンタッキーがチェーン展開されています。しかし日本は江戸時代には屋台で手軽に早く安く食べられる料理が売られていました。現在でも、牛丼・うどんなど日本に和食系ファストフードがあるように、当然ながら中華ファストフードも数々あります。
そのひとつ、「和府捞面」を私は快餐(ファストフード)と位置付けていたのです。だって注文のシステムが「はなまるうどん」と同じなんですもの~。(因みに主な日系ファストフード店は「すき家」「はなまるうどん」「COCO壱番」などがあります。)が、しかしホームページを検索したところ・・・
我们不是快餐
提倡“慢饮食”文化
(私たちはファストフード店ではありません。
“ゆっくり食べる”文化を提唱しています。)
とトップページで宣言しています。
そして、【健康について、『健康に重要な部分は自然と親しみ、自然に順応すること』私たちのチェーン店では、大自然の原材料を推奨し、草本を長時間煮込んだ茹で汁を使用する ということが、製品作りに欠かせない大事にしている部分です。】としています。さらに、【“ゆっくり飲食”:ゆったりとした心で舌先の辛酸甘苦や口当たりの綿密さを味わう。“ゆっくり学習”:ゆったりと自身の心に関心を持ち、環境、伝統、思想と共に心を踊らせる。】とも謳っています。
“ゆっくり飲食”の提唱はわかりますが、なぜ “ゆっくり学習”という言葉も加わるのか?
若干取って付けた感も有りありなのですが、そこがこのチェーン店の提唱するところでもあり、全ての店舗に書棚があるのです。自由に読んで良い本がビッシリ並んでいます。
【私たちはファストフード店ではありません。】つまり、『私たちはファストフード店でありながらそれだけではありません。』をコンセプトに、どうにかして他のチェーン店と差別化を図りたかったのかなぁ、と邪推してしまいました(笑)
2016年12月の社内報に『“和府捞面”が2016年度中国高成長チェーン企業50にランクイン』とあります。記事は、『2016年、中国のマクロ経済は巨大な下降圧力に直面し、市場全体が不況に陥っている中、「和府捞面」は近年最も人気沸騰し、発展している飲食チェーン店として、中国高成長チェーン企業50にランクインしました。』と綴られています。
ファストフードは大きな産業です。今後も要チェックのチェーン店である事は間違いないかな~
上海四季坊店 吴江路×南京西路(地下鉄南京西路駅3号口出口)
上海長寧南豊城店 遵義路150号虹橋南豊城B1
虹橋機場店/日月光店/港匯店/梅龍鎮店/大姆指広場店/金橋国際店/飛洲国際店/虹口龍之夢店/中山公園龍之城店 等
営業時間: 主にショッピングモール内に出店しているので、ビルの営業時間に準ずる。
http://www.hefumian.com.cn/
東方既白
ケンタッキーとピザハットの兄弟ブランド。2004年開業。朝、昼と夜のメニュー、午後のように時間帯で違うメニューの提供がある。
営業時間: 6:00~22:30/14:00~午後の点心と飲料のメニュー有
真功夫
ブルース・リーのイラストが目印。1990年創立「甜品店」から「蒸品店」そして1994年に現在の形で創業。蒸し料理が得意で器に冷めない工夫がしてあり白米が美味しいと評判。
営業時間: 7:00~22:00
永和大王
1995年から24時間営業スタイル。創業22周年 変わらず中国台湾料理を提供。「油条&甜豆獎」セットの注文率高し。
営業時間: 6:00~22:00 一部店舗24時間
大娘水餃
丸メガネを鼻の上に乗せた吴大娘おばさんのイラストと、俯きかげんの後姿がなんか色っぽく感じちゃうカゴを持った娘さんの新しいイラスト。現在はその2種類のロゴマークを使用している水餃子のお店。1996年誕生。具が違う23種類もの水餃子があり40種類のメニューが揃う。
営業時間: 8:00~21:30
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余談:
アメリカから親戚の息子20歳が日本に遊びに来た時の話。彼に「何が食べたい?」って聞いたら「マックとケンタッキー。それからデニーズに行きたい!」と。「はぁ???ファストフード?いつも食べてるでしょ~なぜ?」彼は「違うよ。日本でしか食べれないメニューがあるんだよ。」と。日本オリジナルメニューは格別なんだそう(笑)日本に中華系ファストフードのチェーン店が進出したら日本オリジナルメニューなんてできるのかしら・・・いやいや中華に限ってそれはないか・・・