明け方、窓からバリバリとすごい音がして目が覚めると、ミソ(虎♂2才)が網戸に爪を立てて登っていた。
大家さんが見たら目を三角にして怒り出しそうな光景だけれども、ミソは我関せず一心不乱に天井の高さまで登り、たんすの上に着地して悠々と下界を見下ろした。
ちょっと太ってしまったショウユ(三毛♀2才)は下から羨ましそうに眺めている。
そうか、やはり上海の猫も高いところが好きらしい。
高いところにいる猫に会うと、普段地上目線で会う街猫の姿とは違って、無防備で我が物顔だったりする。
そっちのほうが猫にとっての素顔なのかも。
なので高いところにいる猫と目があったりすると、相手はあからさまに眉をしかめて困った顔をしたり、縄張りに入るなとガンを飛ばしてきたり。いい気持ちでいるのを邪魔するなと言わんばかり。
私はそこまで登れませんから、高いところにいる猫のほうが偉いということで、下界から上海猫を見上げる日々なのです。
写真:ただいま昼寝中in宝慶路
写真:よく見るとガンつけながら舌が出てるしin老西門