上海散歩・2

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    上海2日目、快晴です。この日は、留学時代の友人とランチ。
    天気がいいので、1時間ほど歩きながら目的地まで行くことにしました。

    この日最初に驚いたのは、以前はうす汚れていたバスが、全て新車になっていたこと。キレイやん。

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    そして建設がとどまることを知らなかった高級マンションの数々、完成すると圧巻です。
    耐震とかって実際どうなのかなと気にはなるところですが、上海ではまだまだ高層マンションが人気。

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    とは言え、一歩路地裏に入ると、昔ながらの上海が残っています。(写真上左)
    留学時代、わたしも自転車に乗って、上海独特の洋館が残る町並みを探索したなぁ・・

    1900年頃にフランス租界だった准海路を整備する際に植えられたというプラタナスの並木道が、上海の中洋折衷感を醸し出すのに一役買っています。

    このオールド上海の雰囲気を活かしたリノベーションプロジェクトが、「新天地」だったのですが、今ではそのオールド+モダンスタイルが定番となり、次々にカフェやホテルができています。

    この上海スタイルが、今後も上海観光の強い魅力となることは明らか・・やっぱり独自性のものは強い。

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    友人は、7年前にわたしと同じ大学に留学して、それからずっと上海の広告業界で働いています。
    今はいかに中国の市場に認めてもらえるかの時代で、自分たちの方が上という思い込みがあっては日本は生き抜いていけないと言っていました。

    7年間、現場の変化を見ていた人の言葉は説得力があるなぁ。

    ランチをした後、新天地に次ぐリノベーションの代表格ともいえるエリア、「泰康路」へ寄りました。
    ここは町工場と住宅が混在していたところに、アーティストたちがアトリエを開いたことから少しずつ拡張し、
    今では迷子になるほど多くのショップやギャラリー、カフェなどが連なったエリアになりました。

    わたしが住んでいた頃は、まだ人もまばらで、1時間もあれば一周できたここも、今では人、人、人。
    カフェで休憩することすら、ままなりませんでした~。
    以前から好きだった画家、劉偉光氏のアトリエと、最近人気の写真家、陳瑞元氏のギャラリーに寄って、退散です。

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    夜は、中国人のお友達、曹ちゃんとごはんを食べました。
    曹ちゃんはもともと上海で取引先の女の子だったのですが、色々と縁があって交流が続いています。

    ごはんの後、わたしが勤めていたエリア、陸家嘴へ出かけてみました。
    上海は黄浦江をはさんで、浦西と浦東に分かれていますが、陸家嘴は浦西から浦東に渡ってすぐの金融街です。

    3年間、通勤していたところ。色々懐かしいエリアです。
    ところが・・まず地下鉄の出口を出たところで、ここどこ?状態に・・とりあえず、知ってる建物を一生懸命探す、笑
    そう、以前はなかった巨大な陸橋が駅から各ビルに接続していて、その風景はわたしが知っていた駅前と全然違う。勤めていた会社の隣にも、向いにも新しいビルができて、工事中だった水中トンネルも開通。
    す、すごいね上海・・。

    改めてそのすさまじいパワーを体感した2日目でした。

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    大阪府生まれ。 大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。 1998年北京広播学院、2004年上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて3年間のOL生活を経て2007年に日本帰国。

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