上海散歩・3

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    3日目は、今回の上海旅行の目的でもある、お茶の仕入れへゴー!
    目指したのは、上海大寧国際茶城。共和新路と洛川中路、老盧太路の三叉路に位置します。
    わたしの行きつけのお茶市場は、天山茶城とここの2か所ですが、ここでは鳳凰単ソウ専門店と、岩茶専門店へ行きます。

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    鳳凰単ソウは広東省、岩茶は福建省の名産で、どちらとも青茶(いわゆるウーロン茶)です。
    個性的でマニアが多いお茶ですが、お茶屋さんが乱立する上海で、品質の極めていいものは見つけるのが大変。
    このお茶市場に入っている2店は、いずれもわたしが全幅の信頼を置く店です。
    久しぶりに会った店主に、とびっきりおいしい鳳凰単ソウを淹れていただきました。

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    お茶を仕入れた後は、静安寺の百貨店、久光(そごう)に入っている広東料理、「金桂皇朝」へ。
    ここはランチならそこそこのお値段で、おいしい飲茶が楽しめます。
    上海に住んでいた頃、よく女子会をしていましたが、今考えるとずいぶん贅沢してたなぁ・・。

    今回上海に来て驚いたことのもうひとつが、物価がぐんぐん上がっていること。
    特にレストランはこぞって値上がりしていました。あるレストランでは、4年前の1.5倍ほど!
    上海で安く贅沢する!という4年前の楽しみ方は、今後どんどんできなくなると思います。
    おそらく、香港くらい、お金がないと楽しめない町になるのでは・・というのがわたしの今の予想です。

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    静安寺は、2004年、わたしが上海に来たときに短期留学していた大学の近くです。
    この陸橋の上から景色を見ながら、「ああほんとに上海来ちゃったな」と思ったことを思い出します。
    少しビルが増えて、道が整備されたけれど、この辺りはあまり変わっていませんでした。

    前日、泰康路で訪れた劉偉光氏のギャラリーで、ご本人から静安寺で個展をされていると聞きました。近くなので、ちょっと寄ってみることに。

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    劉氏の絵は、混沌とした上海を表しています。
    黄色い上海、グレイの上海、抽象画ですが、これが上海だということがよくわかります。
    会場となっているビルの一画から見える上海の風景。
    混沌と整然が入り混じりながら、これからどのような変化を遂げていくのでしょうか。

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    大阪府生まれ。 大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。 1998年北京広播学院、2004年上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて3年間のOL生活を経て2007年に日本帰国。

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