季節ごとにお茶を楽しみたい、皆でお茶を囲んでゆったりした時間を過ごしたい、ということでいろいろなお茶を飲み比べるお茶会を開催しています。
今回のテーマは、花茶。見た目も楽しい花茶を飲みながら、お茶と花の相性のお話をしたり、ちょっと変わった花茶を紹介したり、穏やかな時間を過ごしました。
花茶の定義は大まかに以下のとおりです。
ひとつは、キンモクセイやメイクイ(バラ科)、菊花などをそのままお湯で煎じて飲むもの。
もうひとつは、ジャスミン茶や桂花烏龍茶など、茶葉に花の香りを移したり混ぜるもの。
それから、見た目にきれいな工芸茶(湯を注ぐと茶葉の中からお花が出てくるお茶)も、花茶とされることがありますね。
特に決まりはないのですが、ご参考まで^^
菊花、キンモクセイはそのまま飲んでもとっても美味しいですよ。
菊花は頭痛や目の痛み、キンモクセイはのどの痛みによく効くとされています。
茶葉と合わせる場合、キンモクセイは緑茶・青茶、菊は緑茶・黒茶、メイクイは紅茶・黒茶に合う様です。
工芸茶は、色んな花を茶葉に糸で縛り、開く様子を愉しむ鑑賞茶です。
質のよいものなら、もちろん飲んでも楽しめます。
今回お出ししたのは、「仙女仙桃」という、ジャスミンと百合の花の工芸茶です。
この日のお茶は、①ジャスミン茶 ②蓮茶 ③白茶+菊花 ④鉄観音+キンモクセイ ⑤紅茶+メイクイ ⑥工芸茶 でした。お茶請けは松の実やクコの実が混じったナッツ、ドライアプリコットとナツメの甘煮でした。
今回お世話になったのは、銀座にあるギャラリーカフェ「ART FOR THOUGHT」。
お花をテーマにした日本画の楚里勇己さん、ガラス作家の山本真衣さんの展示とコラボさせていただきました。
お茶の話はもちろん、お二人の作品を紹介したいただいたり、作品ができるまでのお話を伺ったりと、とても興味深く、盛りだくさんな一日となりました!
(photo by Art For Thought / ヨウメイ)