上海で最大の同人イベント「魔都同人祭 COMICUP」
5年前から始まり、日本のコミケ同様、夏・冬の年2回開催。
昨年12月末に開催されたCOMICUP11。
毎回、規模が拡大しているようで、今回も外にはずらっと行列。
寒空の中、チケットを持っていても会場に入るまで並ぶこと1時間以上。
行列の中には、すでにコスプレをしている人も多く、夏の暑いのも厳しいけれど、寒い時の薄着のコスプレもつらそう。。。と見ている方は心配してしまいますが、本人達は楽しそうです。
やっと会場の中に入ると、中もすごい熱気。
2フロアーにわたって、数々の同人サークルが出展。ざっと数えたところ、600以上はありそう。
同人誌のクオリティも、年々あがってます。中国の同人は、カラーイラストが上手いですね。
11回目ともなると、常連さんも増えて、それぞれの同人にも固定ファンが形成されているようです。日本同様、絶大な人気を誇る同人グループもいくつかあり、別枠で行列ができていました。
右端の男の子が美形系人気カリスマコスプレーヤーです。
イベントで同人誌と人気を拮抗しているのが、「コスプレ」。
会場のいたるところコスプレ姿の人達が。サークルで参加しているグループから、イベントをコスプレで見に来ているという人まで。
コスプレ写真集を販売している同人も増えていて、美形系のカリスマコスプレーヤーさんたちのサイン会なども行われていました。いろいろなニーズがあるものですね。
会場に来ている人たちは大きく分けて3つ。
①同人誌・物販目当て(販売、購入)の人、②コスプレヤー、そして③カメラ愛好家。
コスプレをしながらの店番、コスプレをしての会場めぐりという人も多かったので、同人誌好きとコスプレ好きの①と②は両方を兼ねていることも多いようです。
ちょっと異質なのは③のコスプレーヤーの写真を撮ることを目的としているカメラ愛好家の皆さん。何がびっくりしたって、みんなの使っている器材の性能がここ数年で格段に上がったこと。
複数が同時に発光するフラッシュ
プロ顔負けの一眼レフカメラを複数台持ってきているのはもう当たり前のことで、今回一番流行っているなと思ったのは、女の子の瞳の中に星ができるカメラに取り付ける丸型のライトと、同時に発光する複数のフラッシュ。趣味のカメラのために普段は真面目にサラリーマンをしているという人も少なくないんだとか。なんだか日本でもよく耳にする話のような。。。
会場にいるコスプレーヤーのみなさんが、カメラに対して非常に協力的なのは、写真好きの中国ならではという気がします。
みんなそれぞれにはまる方向は違っても、自分の好きなものを見つけて、仲間とつながりながら、イベントを満喫している感じが伝わって来ました。
夢中になるものがあり、それに対して純粋にまっすぐぶつかてゆける、青春のパワーですね。
しばらく会場を漂流していましたが、すっっかり熱気に当てられました。。。
COMICUP11に一緒に行った交流大学の留学生による「Free Hug」。
みんな暖かく日本人留学生を迎えてくれて、HUGでつながる輪でした。
その様子を留学生本人(神山あいさん)が編集した映像がこちら。
(下記2つは、同じバージョンです)
優酷: http://v.youku.com/v_show/id_XNDk4NDM1NDky.html
Youtube: http://www.youtube.com/watch?v=p653TKem6KE
2012年12月22日~23日 光大会展中心にて開催
こちらのアルバムからもご覧いただけます。:魔都同人祭 on Facebook
※Facebookを利用していない方もご覧いただけます。