「温時泉光」ができるまで~那須ロケ編(制作)

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    8月29日

    監督と最終打ち合わせ。
    脚本など印刷物の準備とスケジュール管理表の最終版を作る。
    屋外でのロケがメインだが、どうやら那須は雨らしい。

    8月30日

    一部キャスト・スタッフと一緒に那須へ。
    自己紹介がてら、これまでしてきたことなど話していると、登場人物が重なることもたびたびあり、改めて人と人のつながりの不思議さを感じる。明日に備えて、コンビニで栃木のソウルドリンク(?)「レモン牛乳」を買っておく。

    8月31日

    実景撮影、ロケ地確認、リハーサル、機材・衣装・メイク最終確認

    夜は、海外から到着したキャスト・スタッフを迎えに黒磯駅へ。
    かなり霧が深く、ホラー映画のよう。
    上海育ちの主演・田中さんは、初めて見るという日本の山の景色をずっとカメラに収め続けていた。

    9月1、2、3日 那須ロケ

    撮影1日目:

    ついに撮影開始。あいにくの雨。
    この日から、カメラアシスタントも兼ねる。
    ロケ弁が届くかも心配だったが、撮影のほうは雨のおかげで幻想的なシーンになったように思う。

    夜は、ボリュームたっぷりの定食屋さんで。全員そろっての自己紹介など。

    撮影2日目:

    南ヶ丘牧場から撮影開始。朝から動物たちは元気。
    主役の二人が手紙に思いを込める重要なシーンに、監督の演技指導にも熱が入る。
    お昼は殺生石のところで、外ロケ弁。

    午後、急に晴れてきたので、大喜びで、急いで展望台へ向かうことに。
    カメラマンの技が光る、素敵なシーンが撮れた。

    夜は、部屋でナレーション録り。

    撮影3日目 那須最終日:

    那須最終日ということで、お世話になった一望閣の五十嵐さんと一緒に記念撮影。
    撮影で疲れた心と身体を癒してくれる、あたたかい温泉でした。

    温泉シーンの撮影を清水家さんで。
    主役二人は文字通りの熱演。そしてここでもカメラマンの技術にうなる。
    温泉て綺麗なんですね。

    最後のロケ弁を美味しくいただき、那須パートは撮影終了。
    紹興にバトンタッチし、制作として事務作業に戻ります。

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    宮城県生まれ。 国際基督教大学教養学部卒業。2004年より上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて映像制作の仕事に関わる。現在は東京で、コーディネーターときどきウェブ、イベント制作を担当しています。

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