上海に来る人のほとんどが訪れる、『外灘』。
今更かもしれないけど、少し案内します。
観光案内等だと、南京路側から行くのが通常パターンですが、今回は逆から歩いていくパターンを紹介します。
万博前と比べて、地下鉄の数が増えて、豫園にも駅ができています。
地下鉄10号線の『豫園駅』を降りて、徒歩十分ほどで豫園に到着、天気がよければ、そこから、浦東の高層ビル群が一望!
新旧の高層ビルの競演を見ながら、外灘へ。
豫園側の外灘は船の発着場になっていて、乗り降りの人がいればそれなりに混むけれど、日ごろは閑散としていて、のんびり浦東を見ながら散歩できます。
豫園の喧騒に比べると、不気味なくらい静かで落ち着いた感じ、右側には所謂 新上海 左側には所謂 旧上海。中国の近代史が好きな人にとっては、約90年前の出来事を思いながら歩くには最高の場所かと。
そんな、二つの上海を見ながら、15分~20分ほど歩くと、和平飯店が見えてきます。ここが観光地としての『外灘』、人ごみに溢れていて、いつもの上海です。
ここらで、一休みということで、和平飯店へ(角にあるCITY BANKが目印)。ホテルの喫茶は確かに中国にしては高いけれど、外灘の付近にはゆっくりできるところが少ないので、和平飯店がお勧めです。
※コーヒーが40元~50元くらい。スターバックスが35元くらいなので、あまり変わらないかも。
話しがそれますが、海外に行く、日本人が一番気にするのが、トイレの問題になるけど、中国にいる時は、迷わずホテルに駆け込んでください。よほどのことがない限り、ガードマンにも止められないし、いいホテルほど、トイレの清掃が行き届いており、安心して用事を済ませられます。
話しを戻しまして、この日は寒さも厳しかったので、和平飯店の喫茶店の暖かさに感激。アジアの国は、暑さに対しては、エアコンを際限なく使用するのに、寒さに関しては、鈍感で、エアコンが効いていない寒い店が多い中、和平飯店は流石5つ星の対応。メニューにも英語等あり、従業員も外国人慣れしているので、言葉が通じなくても安心です。
飯店から地下鉄の南京東駅まで、徒歩5分くらいなので、観光案内を広げて、次の行き先を考えてみては如何?
南京路を歩いて、観光を続けるもよし。歴史が好きな人は、更に北に進んで、日本租界側に行くのもよし。また、本好きな人は福州路に行くのもよし。
【アクセス】 地下鉄2号線の「南京東路」から徒歩5分。
上海らしく雑然とした繁華街を通り抜けると突然視界が広がり、租界時代のクラシックな建築物と未来的な高層ビルとが川を挟んで向かい合っている。そこが上海屈指の観光スポット、外灘。
外灘は別名をバンド(bund)という。「土手」を意味するバンドはイギリス租界時代のなごり。外灘のプロムナードからみえる景色は、時代を超えて上海の過去と未来を映し出している。