上海の変化する勢いを、実際に肌で感じたい。そのめちゃくちゃさは、今しかないと思うから。
2009.2~2010.1帰国予定(上海復旦大学)
子供の頃: 自転車。よく遊んでいた格闘ゲームの中で、あるステージの背景に自転車がどどーっと通る場面があって、その印象が強かったです。テレビ番組でも見た事があったので、本当にそうなのかなって。
現在: 上海って中国なのかなって、抱いていたイメージと違いました。外国の物がこんなに沢山あるなんて思わなかったです。他に儒教の国っていう印象があって、男女関係は厳しいのかなって思っていたのですが、実際公共の場とか関係なくベタベタしてるし…何でもありって感じです。
中学生の時に少林サッカーという映画を見て、もし字幕なしで観る事ができたらすごいんじゃない?と思って。高校の時普通語じゃなくて広東語の映画だと知りました。でも小さい頃イギリスに住んでいたため、家族みんな英語ペラペラ、じゃあ自分は中国語を、という気持ちがあったのかもしれません。
大学2年生の夏休みに、カナダへ短期留学したことです。ホストファミリーが香港から移民してきた家族で、滞在中第2外国語で勉強していた中国語で少し話したら、とても楽しかったんです。そこで中国ってどんな国かな、もっと話せるようになりたいなと思いました。大学3年生の夏には西安へ短期留学したんですけど、中国国内で上海が流行や経済発展の発信地で、これから一番変わる都市じゃないかなと思って、西安ではなく上海に長期留学する事を決めました。
自費。
両親に言われて、留学費用の予算と返済プランを提出したことです。前野家が、前野友志という1つの企業に投資するのだからと、エクセルで何度も直して提出しました…説得に関しては特に何も苦労はなかったのですが、この「予算案提出」がすごく大変でした。中国留学は他の外国に比べて安いけど、軽い気持ちで行って欲しくないという両親のメッセージがあったんじゃないかと思います。
白いご飯に合うものは何でも好きです。最近は、ナス料理にハマッてますね。ナスにひき肉をはさんで揚げたものに、あんかけがかかっている魚香茄餅というのが美味しいんです。中華料理は油っぽいものが多いんですけど、ナスはさっぱりしているし。
いくつかありますが、まずは、いろんな人と交流できたこと。特に、上海で働く日本人と会う機会を持てたことが良かったです。日本との違いや海外で働く人の現場を垣間見たという感じです。次に、日本人としての自覚を持つようになったこと。相互学習の時など、自分は日本人の代表として、うそは教えられないなとか、日本の政治のことが気になったり。他に街の変化を目の前で見られること。新しい建物がすぐに立ったり、一本路地を入れば急に風景が変わったり、1個2元で肉まんを売っているレストランの隣で、1杯20元のコーヒーを売っているカフェがあったり。そのめちゃくちゃさを、自分の目を通して感じられるのは、本当に貴重な経験だと思います。
驚いたのは、ビルの建つ速さ。どんだけ速いんだって、いつも驚いてます。
北京旅行に行った時、毛沢東記念館に並んでいたら、一緒に開館を待っていた周りの中国人に「日本人か?」と沢山話しかけられ、日中の歴史に関してあれこれ言われた事、それと入館前お供え用の花を買わなかった時彼らにすごく怒られた事です。別にそんなつもりじゃあと思ったのですが、ちょっと怖かったです。
ずばり交通機関のマナー。バスとか電車とか、日本と違いますよね。でも最近、エスカレーターは右に立って、左を空けるように徐々になっている気がします。地下鉄には、ボランティアの駅員がいたり。半年前はそんな事なかったのになぁと思いました。
留学に来る前に、「なぜこの場所に留学するのか?」を、考えてほしいです。中国にもたくさん都市があり、それぞれ言葉も人も、生活環境も食べ物も、気候も違います。自分で選んで、留学生活を充実させてください。日本へ帰ったら、中国語を話す機会は絶対減るだろうし、貪欲に!あと、健康管理は大事です。具合悪くなって、部屋で過ごしていたらもったいないですからね。健康第一!
【復旦大学】
住所: 上海市政通路280号 〒200433
問合せ: 国際文化交流学院
URL: http://www.fudan.edu.cn/