2014年3月~現在と違う国際部に中途入学後編入
2014年9月~2017年6月卒業見込
上海市甘泉外国語中学国際部(高等部)3年生
2011年3月に父の赴任のため、小学校卒業のタイミングで家族5人で来ました。
中学1~3年生は日本人学校中等部に通いました。
言葉です。中国語をもっと勉強したかった。もっと知りたかった。それのみ考えてました。
中国の学校は、9月入学6月卒業なので、日本人学校に通っている中学2年の時にはもう上海の高校に入学する事を考えていたのですが、日本では父の仕事の関係で転校が多く、長く同じ学校に在学して同じ友達と修学旅行や卒業式を体験したかった(笑)って思ってしまい・・・中学は3年生卒業まで在学してから編入しました。
志望の理由を両親に説明して、しっかりと話し合い、賛成と協力をしてもらいました。 父の任期が終了し家族が帰国予定だったので、家族が別れて生活する事になりました。私は学業の為寮生活でしたが、母は私を心配し、妹弟と共に、その後2年間上海で生活してくれ、毎週末は帰宅できました。 父も中国出張の度に時間を作って上海に来てくれていました。
自分で決めました。でも最初に在学した高校はどうしても私に合わなくて・・・ものすごくワガママを言って編入学させてもらいました。その時「すべて自分で手続きをするならば、好きなようにしなさい」と言われ必死に頑張りました。最後の最後の手続きは母としましたが(笑)本当に両親に感謝しています。
基本的に、国際部留学生全員が学校の敷地内にある寮で生活しています。全学年で50名ぐらい、現在3年生は14名程度です。ほとんど日本人です。
全教科中国語で授業を受けています。1-2年で国語(中国語)・数学・英語(文法は中国人教師・スピーキングはネイティブ教師)と歴史・物理・化学を学び、3年生で文系理系の選択により勉強内容が個人個人変わります。体育は1週間に2回2時間づつですが、選択でバスケ・野球・武術・エアロビ・ダンスなど好きに選びます。体育だけが現地校の中国人学生と一緒になる授業です。
クラスごとの教室は無く、自分の取っている授業の教室にその時間ごとに移動するスタイルです。
4人部屋です。個人用にベッドとロッカー、部屋に4人で使うバス・トイレがついています。食事は基本3食とも国際部の寮の1階食堂で食べます。そのため、ランチは一度校舎から寮に戻る感じになります。メニューは、朝食は小龍包、肉まん、お粥など中華式が主で、ランチと夕食は中華も洋食も色々です。スープは必ず付きます。
放課後は夕食までの時間ですが、体育の授業が少なく部活もないので、バスケやサッカー、ドッチボールなどをして身体を動かしています。
夕食は5時からです。毎日6時半~8時半は同じ食堂で自習学習時間となります。この時間帯は、携帯電話は使えず、生徒が全員いるか先生が写真を撮って確認します。その後、10時まで自由時間があり、10時半には消灯です。自由時間は順番にシャワーを浴びるという感じですね。
外出には届出が必要です。土日の外出には、金曜日午前中までに保護者からメール連絡。平日のちょっとした買い物の外出はあらかじめ回数を先に届出しておきます。文具や日用品(トイレットペーパー・シャンプーなど)、お菓子や飲料はすべて個人買いです。トイレを使う時は、自分のトイレットペーパーを持って入るんです(笑)夕食時間が早いので、小腹が空いた時には食料も必要です!
台湾人や香港人の友人や中学時代の友達で、同じく上海で高校に通っている友達に会い、情報交換したりします。
学校内では校庭のステージ横にある台。ここで本を読むのが好きです。広い空間の中に身を置いているのが気持ちイイんです!
学校外では外灘です。浦東側から見る浦西側が好きです。
麻辣湯や麻婆豆腐。辛いもの好きなんです。
知り合いのほとんどがえーーーって言う臭豆腐も好きですよ。
フルーツの種類の多さと安さ(笑)
寮母さんたちの優しさ。寮母さんたちは3人いて、食事付きですがボランティアに近い感覚で私たち寮生の面倒をみてくれています。全員の洗濯もしてくれ、畳むところまでやってくれます。日本に好意を持っている方たちが多く、本当に有難いと感じます。
また自分の精神面の事ですが、嫌だと思ったことは人に流されることなく、きちんと断る事ができるようになったと思います。それと、色々な報道や人の意見は大切だけど判断は自分がするという事を学べたと思います。
特に夏ですが、シャツをめくりお腹を出して歩くおじさん(笑)
日本の大学を受験するつもりなので、学内に常駐している日本語の先生に小論文を見てもらっています。後は英語の強化です!TOEFLの試験も受けています。
私の学校は、海外姉妹校が多く、留学生の受け入れ環境が整っており、ドイツ・イギリス・フランス・オーストラリア・フィンランドから2ヶ月ごとに10~30名ぐらいの留学生が滞在します。日本からも、神田女学園高等学校から毎年20名ほどが短期留学しに来ます。その他「体験入学」の制度があり、1ヶ月単位で受け付けてくれます。
高校生での留学は、親の仕事の都合や意見が大きく作用すると思うので、簡単なことではないと思いますが、体験できるのならば良い事だと思います。
とても親日な学校で、一軒家の茶室が設えてあり、時折領事館関係者の方々も使用されるそうです。学校の校歌は、1番の歌詞は中国語、2番の歌詞は日本語、3番は英語の歌詞だそうですよ!そして時期が過ぎてしまい見られませんでしたが、桜の樹が多く植えられていて、満開の時は本当に素晴らしいそうです。
住所:上海市普陀区宜川路400号
URL:http://www.ganquanschool.com/
上海甘泉外国語中学外国留学生紹生説明(日文版)
************
色々な場面でグローバル化が推進されている中でも、海外に留学する学生が減っているという事実。義務教育期間中の中学生が外国の学校にに残る決心をして、だけど自分の頭にあった留学生活・・・それは日常生活なのだけれど。ちょっと想像とは違った場面も味わい、簡単に言ってはいけないけれど、心身ともに鍛えられ成長したひとりの女の子の断片を見せつけられました!