台湾巨匠傑作選2016「台湾新電影時代」を観てきました。

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    4月30日(土)~6月10日(金)まで開催された「台湾巨匠傑作選2016~世界の映画作家に影響を与え続ける台湾ニューシネマの世界~」に行ってきました。
    ホウ・シャオシェン監督やエドワード・ヤン監督をはじめとする豊富なラインナップのうち、「台湾新電影時代」というドキュメンタリー作品を鑑賞しましたが、これまで時代背景など知らずに観ていたいくつかの映画を、時代という目線から改めて見ることが出来ました。

    インタビューを受けるのは、フランスやアメリカ、中国大陸、香港、日本の映画監督や芸術家、評論家など計50人以上。その中には作品を観たことのある映画監督も何人かおり、自分が観た映画の監督が、自分が観た台湾映画に影響を受けているということに小さな感動を覚えました。台湾ニューシネマとの衝撃的な出会いとどう向き合ったのか、その答えがそれぞれの作品に表れているようで、とても興味深いです。

    「個人の記憶に価値がある。映画は記憶なのだ」
    「大切なのは内容であり、内容は時代を映すものだ」
    ふたりの監督の言葉ですが、このふたつがとても印象的でした。

    「台湾ニューシネマ」と呼ばれ、世界に影響を与えるような新しい時代を創った人、作品に注目し、世界が目にする機会を作った人、監督の生き方に影響を受け、自分の方法でそれを表現する人。受け継がれてゆく、それぞれの静かな熱い思いを感じる良質なドキュメンタリーでした。

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    「台湾新電影時代」公式予告編
    https://youtu.be/-EyPN-L3SCQ

    台湾巨匠傑作選2016~世界の映画作家に影響を与え続ける台湾ニューシネマの世界~公式サイト
    http://taiwan-kyosho2016.com/

    K’s cinema 上映スケジュール
    http://www.ks-cinema.com/schedule/

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    宮城県生まれ。 国際基督教大学教養学部卒業。2004年より上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて映像制作の仕事に関わる。現在は東京で、コーディネーターときどきウェブ、イベント制作を担当しています。

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