お茶をめぐる旅:中国雲南省1~景洪到着

    0
    1964

    9月26日、上海から昆明経由で約5時間、雲南省は西双版納(シーサンパンナ)タイ族自治州の州都、景洪に到着です。
    雲南省というと、北部のシャングリラや麗江、大理等の世界遺産が有名ですが、今回は遠いため見送り。
    ひとつの省とはいえ、雲南省の面積は日本の国土面積とほぼ同じ。広いわ中国・・・。
    南部シーサンパンナはラオス、ミャンマーと国境を接しており、気候や民族も東南アジアより。
    プーアル茶の生産と少数民族がその特色で、町の看板には必ず中国語とタイ族の言語が併記されているのです。
    上記写真は、シーサンパンナ空港と、私たちが泊まったホテルです。南国です。

    cha-15-02

    景洪の町を歩いてみました。9月末とは思えない暑さです。
    通りはきれいで、歩いている若者の服装も上海とさほど変わりません。
    いい車が走っているのは、プーアル茶で一儲けした方たちでしょうか。
    人々ものんびりしていて、わたしたちが想像する中国の田舎町とは、やっぱりちょっと違う雰囲気。
    そしてシーサンパンナに観光に来る外国人はほとんどいないようで、1人も見かけませんでした。

    cha-15-03

    景洪港にも立ち寄りました。漢字の隣に書いてある文字がタイ族文字ですが、夫に聞いたところ、現在のタイの文字ではないようです。
    タイ族=タイ人のルーツというわけでもなさそうです。難しい。
    タイの人々は、タイ族のことを、ルー族と言うらしく、これはルー族の文字ということになるのでしょうか。

    そして、目の前に広がるのは、メコン河です! 中国名は瀾滄江と言います。

    ここから船で10時間ほどメコン河を下り、タイのチェンセンに行くこともできるそうですが、現地で確認すると、その船は不定期運転で、1か月に1度あるかないかだそうです。
    旅行会社でも団体でないと手配できないらしいので、本気で乗りたい場合は事前に地元の旅行会社に連絡を取って、運航の予定のある日に合わせて景洪に行くのが確実です。

    cha-15-04

    雲南省と言えば、麺です。写真は涼面と言って、米で作った麺を冷やしていただく食べ方です。
    酸味と少し辛みのあるスープに、上に載った昆布の千切りとピーナッツ、香菜が美味~。
    そしてメコン河のほとりに広がる飲食街でオーダーしたのは、やっぱり現地ビールでしょ。
    その名もメコン河ビール。メコン河の夕陽を見ながら、暑い一日の終わりです。

    前の記事留学生の声第24回:尼寺孝彰さん
    次の記事コラム第22回:そしてまたここから
    大阪府生まれ。 大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。 1998年北京広播学院、2004年上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて3年間のOL生活を経て2007年に日本帰国。

    返事を書く

    あなたのコメントを入力してください。
    ここにあなたの名前を入力してください