埼玉県入間市は狭山茶の産地。日本の主要なお茶処では、最北端に位置します。
ここで、極茶人と呼ばれる方にお会いしてきました。
わたしにとって日本茶はお茶の世界の原点、機会があればきちんと知りたいなと思っていたところ。
茶藝師仲間であり、日本茶インストラクターでもあるNさんのつてで、極茶人にお会いできることに。
極茶人こと、比留間さんは入間のお茶屋さんを舞台にした07年のTBSホームドラマ「夫婦道」で監修をされていたり、テレビチャンピオンにも出られた有名な方なのですが、気さくに迎えてくださいました。
比留間さんは日本茶を変えていくというモットーを持って、なんと日本茶でウーロン茶や花茶を製造されているのです。台湾から買ってきたという巨大な機械のほかにも特注の製茶機がずらり。
お茶室は、お茶の図書館かと思うほどの書籍。
日本茶の専門家だという認識は、中国茶や紅茶の豊富な知識の前にあっという間にくつがえりました。
わたしが中国茶に入るきっかけになった本の著者平田公一さんや、紅茶研究家の磯淵猛さんなど、みんな知り合いということで、わたしにとっては憧れの方々・・心の中でテンションUPUPです。
そして出てくる出てくる、貴重なお茶・・写真は全国1位を取った、手もみ茶です!
水出しでいただくのですが、これがお茶かと思う、衝撃的な味がします。
他にも台湾で賞を取った蜜香紅茶や文山包種、中国の宮廷プーアル茶などなど・・。
10年間熟すため10年後に飲みましょうというお茶もあり・・クラクラめくるめく素敵な時間でした。
どの水で淹れるのがおいしいか、日本茶はどうしたらもっと売れるか、欧州市場についてなど、話は尽きません。日本茶はまだまだ変わっていくかもしれない!極茶人とお話していると、そんな気持ちになりました。日本茶・中国茶・台湾茶・紅茶・・・お茶の世界はつながっていると、しみじみ感じる今日この頃です。