上海でお茶を買うには、市内に複数あるお茶市場が便利です。
もちろん、通りすがりの小さなお茶屋さんも雰囲気があって、ふらりと立ち寄ってみるのもよいですが、近所の人が集っていたりしてかなりローカルな雰囲気なので、中国語が話せないと少しもてあましてしまうかもしれません。
お茶市場には中国各地のお茶が集まっていて、2階から3階建ての建物に入っているお茶屋さんは100以上!お茶好きには一日居ても飽きない、魅力的な場所なのです!
上海で一番メジャーなお茶市場は、天山茶城です。
日本語がわかる店員さんもちらほらいますよ。
住所:上海市天山西路520号
上海ではタクシーに乗るときに一番近い交差点で行き先を告げるので、天山西路・武夷路と言えば(もしくは紙に書いて見せれば)市場の入り口に着きます。
1階はほとんどがお茶、2階はお茶と茶器が半々、3階は工芸品などを取り扱っています。
さてここからが、お茶屋さん探しの始まりです。
どこから見ればよいかわからないほどお店がありますが、最初は店員さんを見て、直感で入ってOK!です。ひとつの目安としては、茶葉をガラスに入れていたり、表に袋のまま出しているお店は保管方法が悪いのであまりオススメできません。
お店に入ったら、必ず試飲させてもらいましょう。お茶のことを知らなくても、サンプルがたくさん並んでいますので、遠慮せずに試飲をすることが大切です。同じお茶でもお店によって味が違ったりします。
ただ、空きっ腹のときにあまり飲みすぎると、お茶酔いしてしまいます。お茶請けをかじりながら、一種類2杯くらいにとどめておくのが賢明です。
気になる価格ですが・・お茶はたいてい一斤(500g)いくらという表示の仕方をしているので、50gだと10分の1で計算します。お茶は生産量によっても価格が変わりますので、高い=おいしいというわけではありません。等級にはあまりこだわらず、ひとつの目安としてくださいね。
品質の目安としては、お茶を入れたときに色が透明であることです。
真っ黒なイメージのあるプーアル茶でさえ、いい茶葉ではにごったりはしないんです。
わたしはいつも「ワインのように透明」と表現しています。
買うお茶が決まったら、値段交渉も気になるところです。お茶市場のお茶はだいたいが適正価格ですので、大幅に値切る必要はないと思います。おまけして、という程度で数字を提示してみるとよいと思います。大量に買った場合は、ちゃんと意思表示しましょうね。
わたしがお茶市場に通って思うこと・・それは、お茶屋さんには悪い人はいない!です。
言葉が通じなくても、おいしいお茶を飲んで見つめ合えば、自然と笑顔になっちゃいます。お茶で国を超えて、縁が始まる。それを茶縁というのだと、お店の方に教えていただきました。お茶市場はそんな素敵な出会いがあるところです。是非何度も通って、素敵な人・お茶との出会いを見つけてくださいね。