11月24日(土)に、「名探偵コナン」をテーマにしたローソンが上海の中山公園(地下鉄駅の真上)にオープンしました。予定より2ヶ月遅れてのオープンとのこと。
オープン当日はネットで情報をキャッチしたコナンファン数百人が集まり、お店の外にまで長蛇の列ができていました。(「名探偵コナン」は、映画シリーズが中国でも劇場公開されるなど、上海でも長年の固定ファンがいる作品です)
新しくオープンした店舗は2階建ての構造。路上に面した1階の外観から「名探偵コナン」のインテリアが迎えてくれます。できたてのお惣菜を選べるお弁当コーナーや、おでんやコロッケ等のテイクアウト専用窓口などもあり、なかなかに便利で快適。
でもこの店舗のすごいところは、店舗奥にある階段を降りた先にありました。
地下のフロアーに広がっていたのは、まさに「名探偵コナン」の世界。
コナンの映画「「ベイカー街の亡霊」の舞台になったシャーロック・ホームズの故郷・ロンドンの町並みが再現されていて、随所にコナンの銅像やコナンが使っていた電話ボックスがあったり、犯人が残した足跡などが隠されていたりと、遊びココロが満載。
迎えてくれる店員さんもみんなホームズ(?)のコスプレの衣装でした。
名探偵コナンのショップコーナーもあり、日本からのグッズや、中国でのオリジナル商品など、充実したラインナップ。中国語の漫画単行本も揃っていました。
さらに店内の一角には、ウルトラマンやちびまる子ちゃんコーナーも。
そうそう、上海のローソンでは数カ月前にローソン×ウルトラマンショップも同じ中山公園のエリアにオープンしているんです。
上海はコンビニの激戦区と言われています。一つの交差点に3~4軒のコンビニが密集していることもざらです。ローカルブランドの「好徳」や「可的」、日系ではローソンが先駆けですが、ここ数年ファミリーマート(全家)やセブンイレブンも参入し、更に市場競争が激化しているといえます。今回のような他店との差別化をはかる試みが増えてゆくのは、消費者としては嬉しいことですね。
以前は、夜間のローカルコンビニに行くと店員さんが箱の上に寝ていたり、お弁当を食べながら接客していたりなどよくみかけた光景でしたが、最近では上海のコンビニが急速に洗練されて快適になってきていると感じます。
日本に帰る度に買っていたスナック菓子やコスメ商品もどんどん上海の日系コンビニに並ぶようになり、(最近これもか!と思ったのは「じゃがりこ」シリーズ)、コンビニが今後ますます中国の人が好きなものをリアルタイムでキャッチして届ける窓口になるのではと期待しています。
そうそう、もうひとつ。
今回の名探偵コナンをテーマとしたローソンでは、スイーツコーナーが充実していました。
品数も豊富でしたが、目玉はなんといっても49元で全てのスイーツが食べ放題というサービスがあること。(1日限定50人、2時間制限)コナンの世界にかこまれながら、店内のベンチでスイーツ三昧というのは、なかなかに幸せな時間かもしれません。そしてこうした消費者の声をスイーツの開発・改良につなげてゆくとのことです。
日本のコンビニのスイーツは、毎回帰る度にそのクオリティの日々の進化に驚きますが、上海のコンビニでも、同じようにおいしいスイーツが楽しめる日も近いのかもしれません。(はまってしまうと危険な気もしますが・・・)