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留学レポート
umaのコラム 『踏海亦英雄』
[ uma ]
はじめに
01 入寮に際して
02 手続日程
03 反省点
04 授業の様子
05 学生の構成
06 教師のレベル
07 時間割
08 年間行事
09 大学の環境
10 留学生事務所
11 留学生寮
12 留学生の一日
13 余暇の過ごし方
大学リスト No.05
華東師範大学
華東師範大学
 
入学や入寮の手続きに関しては、各大学によりさまざまなケースがあるでしょう。
それがゆえに渡航を前にした多くの留学生は、「現地でうまく留学生活をスタートできるのだろうか?」という漠然とした不安を抱えています。
そこで、ここではひとつのメドとして、私が華東師範大学へ留学した際に書き留めたレポートを紹介させて頂きます。日程等に関してもかなり詳細に記録してありますので、これから留学しようとされる方が具体的なイメージを得るうえで大きなサポートになればと思います。
1.入寮に際して

「入寮日は8月31日。寮の事務室で半年分の寮費とデポジット、計5800元(約8万5000円)を納入。はじめ部屋が空いてるか、とか、ドルじゃないと駄目って言われるかなど、無事入寮できるか心配してましたが、あっさり入寮できました。でも希望していた1人部屋は取れませんでした。まだ部屋は空いてるし、1人で使ってる人もたくさんいるじゃないか!と聞くと、「彼らは古くからいて、あなたは新入生だからだめ」といわれる。既得権益を握るともう手放さなくていい寮らしいです。」

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2.手続日程

「9月2日、3日に入学手続きを行う。手続きが終わった学生からクラス分けテストを受ける。クラス分けテストは簡単な会話をしたあと、言葉の意味を聞かれただけです。クラスの変更は2週間自由にできると聞いたので、一年生の上級クラスを選択しました。実際にはいつでも2週間過ぎても変更している人がたくさんいました。
9月5日に入学式があり、入学式後、クラス分け名簿が発表され、授業開始。
9月6日午後、留学生全体で上海衛生検疫局まで手続きに行く。ここで健康診断書の原本を提出、血液検査も行う。問題がなければ後日健康診断合格証をうけとれる。私は肝臓の数値が悪く、再検査でした。
9月16日、健康診断合格証、パスポートなどを持って居留手続き。自分は健康診断合格証がないので、臨時居留証(半年期限)を受け取る。
9月26日、居留証を受け取りに上海公安局までバスで移動。」

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3.反省点
「出発前には中国語、英語学習、専門の勉強、留学以外の目的のしぼりこみを した方が良かったと思いました。
中国語を学ぶのだから当然中国語の勉強はやってきた方がいいと思います。
英語を学ぶ理由は、留学生と交流するときに便利だからです。
華東師範大学には博士課程や本科生、漢語進修生あわせて今年988人もの留学生が来ていて、国籍も多彩です。韓国人と日本人が圧倒的に多く、他にアメリカ人、ドイツ人、フランス人の学生の数も多いです。香港人や、華僑の子弟、東南アジアや、アフリカ、南米、ほかのヨーロッパの国々から来ている学生もいます。
中国にいる以上、公用語は中国語です。でも上記のように各国から留学生が来ていて、中国語が苦手な人もいますから、英語も第二の公用語としての位置を占めています。
また、自分の留学目的ややりたい事が何なのかはいろいろな人によく聞かれる ので、簡単に紹介できるようになると楽だと思います。
あと、中国語による勉強だけでは絶対に生活に張りがなくなってくるので、留学以外にも目的を持った方がいいと思います。例えば武術を学んでみたり、サークル活動をしてみたり、中国語以外の勉強でもいいですし、小説を読んでみたりするのもいいと思います。」
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4.授業の様子
「授業は全て中国語で行われています。
今年は留学生の人数が例年より多いこともあって、一クラスの人数は30人前後が登録していて語学クラスとしては多いと方だと思います。ですが、実際に出席する学生数は10人から20人程度なので語学クラスとしては割りと適当な人数に落ち着いています。」
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5.学生の構成
  「また、学生も普通の大学生はもちろん、10代後半で中国の大学で本科生になることを目指して高校卒業後直接来た若者や、企業の駐在員やその奥さん、普通語が苦手な華僑の子弟などがいます。学生の年齢は10代後半〜20代〜30代が多いですが、50代、60代の方もいて、幅広い年齢層の人たちと一緒に勉強をしています。」  
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6.教師のレベル
  「先生のレベルはまちまちです。中国語教育専門の勉強をやってきた人もいれば、普通の大学院生がアルバイトでやっていたりもします。また、上海出身の先生の中には上海なまりの先生もいます。聞いた話では、北京の方が中国語教育専門の先生がそろっているそうです。」  
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7.時間割
  「授業は一時間半が一コマで、一日二コマ(8:45〜10:15、10:30〜12:00)で、週10コマあります。午後は選択授業があり、中国経済、中国法、上海語、武術、書道、マッサージ、発音、中華料理、二胡、HSK対策などの授業があります。語学関連の選択授業は無料で、他の授業は一つ350元で10回程度の授業があります。」  
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8.年間行事
  「留学生歓迎会や運動会、修学旅行や博物館見学会、カラオケ大会などがあります。でも、あまり期待しない方がいいかもしれません。こういった学校行事の場合、受身の姿勢でいるよりも自分から積極的に動く事が重要で、楽しくするもしないも結局自分次第だと思います。ちなみに前期の場合、中間テストは11月、期末テストは1月にあります。」  
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9.大学の環境
  「学生が生活できる基本的な環境が整っていて、さながら一個の町のようです。
留学生寮や一般学生の寮の他には食堂はもちろん、大学経営のホテル、カフェ、パン屋、雑貨屋、点心の店、カメラ屋、床屋、映画館、本屋、市場、肉屋、果物屋、魚屋、医院、ダンスホール(?)などなど。400Mトラックのグラウンド、何面もあるバスケットコート、バレーコート、プール、鉄棒場(体操でつかうような鉄棒)、公式試合も行われる体育館など運動施設も充実しています。これらは「単位」時代 ―社会主義体制下では個人は必ず、学校、企業、役所など、どこかに所属して、所属場所から生活保護を受けていた― の名残で、(現在も単位制度はありますが)充実した施設の恩恵を受けられるのだと思います。」
 
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10.留学生事務所
  「留学先の受け入れ態勢は、特に問題はないと思います。
華東師範大学は毎年多くの留学生を受け入れてきた経験があるので、大抵の相談事にはすぐ乗ってくれます。また、日本語を話せる事務員の方が2人いるので中国語が下手な私はとても助かっています。ただ、ときどきいい加減なことをいわれるときがあるので、そういったときは少し頭にきたりします。」
 
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11.留学生寮
  「留学生寮に対する評価は賛否両論あり、汚い、寒い、値段が高い、など一部の留学生の間ではいわれていますが、全ての部屋に冷暖房空調機はあるし、テレビや電話もあるし、お金さえ出せば、バス・トイレつきのホテル並みの部屋 に1人で住むことも可能です。
自分は共同トイレ、共同シャワーの一番安い部屋に住んでいますが、特に不満も感じず生活しています。
インターネットも部屋に電話線が来ているので、IPカードを使えば、到着してすぐ使えます。また、自炊も道具さえそろえればできます。ただガスの利用はできません。私はもっぱら外食ですませています。」
 
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12.留学生の一日
  【朝の生活】
「毎日6:30に起床して一時間ほど、ランニングや武術の練習をしてから、食事を 取り、簡単に中国語の勉強をして授業に出ています。」
 
【授業】
「同級生は35人という大人数ですが、ほぼ決まった15人ほどしか来ず、出席してくる学生と時々来る学生、ちっとも来ない学生に分かれています。学生の乱れた生活と、先生の教え方に合わないという二つが原因のようです。とはいえ、私は先生の教授法はそれほど悪くないと思います。」
【放課後の過ごし方】
「授業が終わった後は、友人たちと留学生食堂などで昼食をとり、その後は図書館で勉強をするか、選択授業に出ています。図書館の中の外国語書籍の部屋は朝9時から12時まで、13時から17時まで、18時から21時までという間隔で開いています。自分は朝日新聞の国際版を読んでから(実は日本語の新聞は朝日しかないのです)図書室で勉強をしています。蔵書も最新の書籍こそないものの、百科事典、歴史書、小説、教育関連書籍など、なかなか充実しています。なので、時々息抜きで日本の小説などを読んだりもしています。
もちろん、勉強をほったらかして遊びに行ったりもします。」
【晩御飯について】
図書館が一時的に閉まった後は晩御飯を大学近辺の屋台やお店でとります。
華東師範大学の周りには日本の大学周辺と同じように食事をするところが多く、中華料理はもちろん、イスラム料理、韓国料理などが安い価格で食べられます。
市街地や外国人居住区まで足を伸ばせば、世界各国の料理が日本よりもはるかに安い価格で食べられるので、食事に関しては全く不自由していません。
【夜の過ごし方】
食事後は、勉強を続けたり、中国人学生と相互学習をしたり、遊びに行ったりしています。
相互学習相手の華東師範大学の日本語学科の学生は真面目な人が多く、相互学習相手には事欠きません。
ただ、相手の学生が高学年の場合、日本語でばかり話してしまったりもします。
一日は大体こんな感じで過ごして、夜は12時には就寝しています。」
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13.余暇の過ごし方
  「週末はサッカーや野球、バスケットボール、バドミントン、フリスビーなど運動をしたり、勉強したり、ひたすら寝まくったり、市街地に買い物に行ったり、近所の探検をしたりしています。
冬(1月中旬〜2月末)と、夏(7月中旬〜8月末)の長期休暇には旅行に行く人が多いようです。中国から東南アジアへは日本から行くより安いので、タイや、ベトナムなどに出かける人もいるそうです。」
 
 
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