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07 執筆者
コラム『踏海亦英雄』
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プロフィール
上海情報ステーション、おしかけコラムニスト。2002年9月から2003年5月まで華東師範大学留学。2005年9月に日本の某私立大学大学院を修了。専門は歴史学(中国近現代史)だったはずだが、中国はもちろん日本の政治、経済、軍事、歴史、文化など各分野にも手を出している為、専門分野は混乱中。
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中国では、海外に留学し研究や仕事の経験を経て中国に帰国した人の事を、「ハイグイhai3gui3」といい、漢字では「海帰」や「海亀」となります。「起業する帰国留学生たち」という特集を組んだ『人民中国』(2005年11月号)によれば、次のような二つの意味が込められているそうです。
「海帰」 海外に留学した中国の若者たちが、祖国に帰って企業を興す。
「海亀」 浜辺に産みつけられた海亀の卵が孵り、大海で大きく育ち、再び 浜辺に帰ってきて卵を産み、その卵が孵化する。
『人民中国』は「起業」と経済への貢献に注目していますが、政府機関に入って仕事をする人たちも「海亀」といえるでしょう。

そもそも留学とは他の土地(国内、海外)に在留して学術・技芸を学ぶことです。近代においては、欧米では単に外国で教育を受けることに過ぎないが、日本を含むアジア・アフリカ、南米地域などの近代化に出遅れた国にとっては、国を代表して先進の文明を学んでくるといった気負いがかつてはあり、これらの留学生は、自国に戻ってから政治、経済の近代化に大きく貢献してきています。(百科事典『マイペディア』)

中国政府は「海亀」たちに祖国での政治・経済分野での活躍を期待し、「留学を支持、帰国を奨励、行き来は自由」を留学事業の方針として、留学生の帰国を促すための一連の政策を相次いで打ち出しています。留学にして国に貢献するという意味がある「留学報国」などという四字熟語もあります。

こうした「海亀」には上海市などの地方政府も期待しています。2006年1月8日付の『新聞晨報』によれば、上海市は海外留学を経験した中国人をこの2年で10203人を受け入れたとのことです。上海市は2003年8月31日より「万名海外留学人才集聚工程」を開始、3年で1万人の海外留学経験者を呼び込み、就業あるいは創業してもらおうという計画でした。しかし2005年11月末で、すでに上海入りした海外留学経験者は、10203名に達し、計画を9ヶ月前倒しで達成したそうです。この帰還留学生は比較的に学歴が高く、博士号取得者が22.75%、修士号取得者が62.96%となっており、マネージメント、経済、電子、新素材など上海市と関連が深い専門分野を学んできた人材が多いそうです。
 
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