怒濤の歓声、さあこれから周傑倫(以下 とする。)のコンサートが始まる。しかし彼の姿が見えない。どこだ?すると、ステージの床が開口、椅子に座った が登場。セイント聖矢のクロス みたいな衣装だ。そして流れる双截棍(Shuangjiegen/ヌンチャク)思わず僕は隣の中国人と一緒に拳を高く上げた。
が上海に来る。このビッグニュースが流れたのは2003年11月頃。留学して一年以上の日々が流れていた。 という歌手はまだ上海に来たばかりのころ寮の隣の部屋の友達がよく聞いて、薦められて購入。 日本にいる間台湾人の歌手なんて誰もしらなかったし、歌なんてものも聞いたことは皆無。まさかコンサートに行くなんてちっとも思っていなかった。聞き始めて数日後・・・はまった。なんか耳に残る。気が付くと聞いている。日本では音楽に対して硬派気取っていたのに。
彼の作る音楽はR&B中心でラップなんかも軽快に歌う。台湾、中国でもデビュー時から絶対的な支持を受けていて、僕が知った頃は知らない人がいないくらいの人気歌手。日本語だと恥ずかしくて言い得ないような言葉でも中国語で聞いていると結構素直に耳に入ってくる。でも一番不思議なのは に対する印象。写真見るかぎり、最初ははっきり言ってかっこ良く見えない。CDやDVDを聴く度見る度に急にかっこよく見えてくる。それを人は マジックと呼ぶのだ。
彼のラップに関してこんなインタビューがあった。
よくあんなに早くて複雑なラップ覚えていますね?
覚えてないよ。適当に唱っている。
えーそれじゃ、困るでしょう?
大丈夫誰も聞き取れてないから。
・・・
長かったコンサートもあっという間に過ぎ、僕はダブルアンコールの開不了口(kaibuliaokou)を歌い、手を振りながら床沈んでいく を遠くから見つめるのであった。この何万人もの観客を押しのけながら帰らなければならない現実を思いながら。
クロスと呼ばれる鎧をまとい悪と戦うマンガ。筆者が小学生の時に一世を風靡した。原作:車田正美氏 主人公の必殺技:ペガサス流星拳
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