上海情報ステーション  
 
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取材ノート
carlos
[ carlos ]
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プロフィール
上海情報ステーションプロジェクトリーダー。初渡中は93年夏。台湾-香港-昆明-大理-麗江を旅する。趣味は散歩とサンバパーカッション。専門はブラジル研究。1972年、札幌市出身。
     
     
     
       
 
       
四日目
2005年8月10日(水)
7時に起きてnozoの部屋から外の景色を撮影した。司馬舞が帰った後の旅行チケット購入のため華東師範大裏の商店街へ。junが長沙行きのチケットを買った。僕は南京往復にしようとするが、復路が買えず、後にまわすことにする。
昼食は新彊料理の店でトマト麺を食べた。トマト、ピーマン、羊肉を煮込んだ具材を麺の上にのせて食べる。うまみが濃く飽きのこない味だった。
今日は上海情報ステーションの「学ぶ」のコーナーの資料集めで大学を回った。
上海交通大学
ハンコ江沢民の卒業した大学。図書館が立派だった。門をくぐって左手に巨大なビルがあったので、本部棟に違いないと思い入ってみたが留学生センターは入ってなかった。、警備員に「ここをまっすぐに進め」と道を教わったが、道、(径?)が細いので、これ以上進めないと思いこみ、引き返してきた。歩行人に聞けば本部棟らしきさっきのビルを指さす。戻って警備員に聞き直すとやはりその方向、つまりその小径でいいとういのだ。
陸上のトラックをぬけてみると建物群に出くわした。こっちで正しかった。中国人の言うことを信じないからいけないのだ。
留学生センターの中では白人男性と中国人の女性スタッフが何か交渉しているようだった。僕らは待っていた。するとその男性が気を遣って会話を中断してくれた。パンフレットを渡してもらい、ロビーのガラスの丸テーブルで腰掛けていると別のスタッフが現れ、向こうから声をかけてくれた。なんというサービスの良さ。
復旦大学
タクシーで移動しようと上海交通大学を出た。すぐにつかまったタクシーの運転手は「復旦大学まで」と告げると、「どのストリートだ?」と返答した。上海一の名門校のはずが…。東京のタクシー運転手が東大を知らないようなものである。日本の常識を持ち込んでも何にもならない。ほっぺたにビンタを張られた気分だ(jun談)。しかも運転手、「友達に聞いてみるのでお前の携帯を貸せ」と言う。junは携帯を渡した。ところが運転しながらの不慣れな作業からか彼は押し間違いを連発し、挙げ句の果てには「お前が押せ」とjunに携帯を渡した。臆面もなく堂々とやられると、こっちもそれが正しいのかと思えてくる。僕は「こんなタクシー降りよう」と言い出したかったが、junはにやりと笑って「中国はそんなに甘くないよ」と言った。そんなjunが大きく見えた。四日たってもインクレディブル!が止まる気配がない。
復旦大学の前の路はハデに工事中だった。毛沢東像を見て、留学生センターを探す。昔来たことがあるという純の記憶を手がかりに進むと看板が出てきた。建物をぐるりと回ったが、入り口がない。使ってる感じもしない。一周して元の場所に戻った。再び看板を見ると、その差し示す奥にもう一つ看板が。こんなわかりにくいところに…。でも確かに看板の指示通りだったわな。
僕らは気づき始めていた。交通大学で道を聞いたときも、この看板も、中国人の指示が正しいのだ。僕らは「まさかこんなところに」といらぬ常識を働かせてしまい、自分の感覚で行動しそして間違う。
 
   
留学生センターではドイツ人と思しき留学生が手続きをしていた。僕らはほほえんで、彼女もほほえんだ。「お互いよく見つけられたわね」という意味だろう。事務は兄ちゃんが一人でやっていた。「日本人か?」と聞かれて、手渡されたのは英語の資料だった。(ちゃんと日本語のもあとから出てきた)
大学グッズ販売店に行く。junは最初からTシャツを買うつもりだった。ほしいサイズが見つからなかった。すると売り子のおばちゃんは「あんたが痩せてるのが悪い」、「もっと太った方が女にもてる」と言った。中国人の言うことは正しいので、この際、太った方がいいと思います。
五角場
復旦大学から車で8分ほどの近くの盛り場、五角場に行く。タクシーを捕まえ行き先を告げると場所を知らないらしく「どのストリートだ?」と返して来た。東大の前で「上野まで」と言うような軽い気持ちだったのに。さて、乗り込んでみるとこの運転手は独自の言語理論を持っていた。
「日本の漢字の読み方は中国と違うから混乱するんだ」
普段は市中心部を流しているという。日本人の客も乗せるのだ。「中国と違う読み方をするからわからないんだ。マレーシアやシンガポールだって中国語を使っているだろう?日本もそうすればいい」。運転手は奔放に自説を述べた。
喫茶店、避風塘(ビーフォンタン)でお茶を飲み作戦を立てる。芋のナイ茶を飲んだ。店内には昼間からトランプに興じる高校生たち。アヘンでも吸ってりゃ賭博場だ。サービスが市中心部と違う印象を受けた。テーブルに本を置き忘れたのだが、取りに戻ったとき片づけのウェイトレスがポンと投げてよこしたからだ。そう言えば中国ってこんな感じだったよな、と僕は昔を思い出した。しかしjunに言わせると最近の上海は急激にサービスが向上しているという。
多倫路文化名人街
古い町並みが残る場所。観光地らしい町並みにほっとした。上海に来てから元留学生ばかりで、マニアックなところしか来てなかったからだ。アンティークショップを覗き、カフェに入りビールをたしなむ。ワンタン麺を頼んだが、上海水(上海は水が悪い)のにおいが勝っていた。
静安寺
雑伎のチケットを取りに静安寺へ。ひと癖あるタクシードライバーを避けるため、いや渋滞を避けるために今度は地下鉄で移動した。ポートマンホテルで雑伎のチケットを買った。外国人多し。チケットを買い終えた後、背後から女の子が話しかけてきた。大学生くらいのおとなしそうな雰囲気の子だ。何を言い出すのかと思ったら、
「携帯を貸してください」
それでじっと背後で待っていたのか。今日はいろんなことが起こる日だったので、もう驚かない。junは気持ちよく携帯を貸した。
Always Cafe
雰囲気のよいBARを見つけて入った。Always Cafeという。ポートマンホテルの並びで地下鉄駅より、南京西路1528号。Tiger Beerのプロモーションでコスプレ小姐が注文を受けてくれた。ビールはいっぱいサービス。可愛さに惹かれ酒がすすんだ。イタリア料理や、フィッシュアンドチップス、それにナシゴレンなどもあった。
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